沖縄にて

2月の沖縄である。タクシーの運転手がさかんに「寒い」と言う。「まだ、1月ですからネェ」とも付け加えていた。そう言えば旧歴では1月半ばである。後で解ったが気温は18度であった。私にとっては心地よい温度である。育った環境によって同じ温度でも寒くも快適でもある。まして国の違い、民族の違い、教育が異なっていれば同じ事を見ても聞いても結果は1つにはならない。

国が争う事の原点はこんな所にあるのかも知れない。とそんな事を考えていると突然、運転手が「風が南から北へ変わって来たので雨が降りますよ」と言っている。島国沖縄にとっては風を見ることが出来なくてはならないのであろう。風の向きによって海が荒れれば漁師にとっては生死の問題に係わる。農家にとっても天気は農作業とのかかわりには欠かせないであろう。

何事もなくホテルに着いて着替えをしているとスコールの様な雨が降り始めた。少しだけ時間を先取りした様で嬉しくなった。沖縄での目的が空手のルーツとその昔の稽古法を探る事である事は、以前にも書いたが空手に関する資料と本を探しに必ず図書館や書店へと出向く様にしている。国際通り近くの行きつけの書店は、空手の本は別として私の嗜好に合った本が揃えられている。

おそらくは、仕入れ方と同じ様な好みであるのかも知れない。今回も空手と異なる書籍を購入してしまった。沖縄関係では「伝説の女傑・照屋敏子」音楽関係と言って良いのだろうか川内康範「おふくろさんよ」阿久悠氏を書いた「命の詩」「村上春樹を聞く」「ジャズ名盤100」 映画関連では、「小津安二郎を読む」「トリフォの映画詩」等と近くの書店では探しにくい本に触手が動かされてしまった。

押忍!

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