菓子

今年も香港の長尾君から月餅が送られてきた。毎年この時期中秋の名月に合わせて中国の風習に習って送られてくる。中国ではこの時期・各家庭で月餅を作り食べる習慣がある。横浜中華街に1年中ある月餅とは似て非なるものであろう。しかし最近では中国社会においても外で買い求める人も多いと聞く。長尾君が香港へ仕事の関係で行ってから久しい。彼は、高校生の時からの弟子であるが、20数年たった今日でも帰国する度に平塚まで尋ねてくれる。有難い事である。今年の月餅はいつもの年のものより高級なホテルのものであった。

恐らく一連の中国での食物騒動に気を使ってのことだろう。厳つい顔に似つかない心使いである。仮に月餅に段ボールが入っていても喜んで頂くつもりである。私が頂くのは彼の心であるからだ。親子は一世、夫婦は二世、師弟は三世と言われる様に、三世代前の縁が師弟関係であるといわれる。恐らく彼は中国社会に永く居て、中国の武術界における良い師弟関係のありかたを学んでくれたのかも知れない。武道の師の事を別名「師父」と呼ぶ。

中国ではしばらく前までは、子供の頃から武術の先生に預ける習慣があり、親の意見は聞かなくても師の命には従うくらい師弟の関係は深い。こんな言葉も有る「一日為師・終身為父」肉親以上に師を立てる中国武術界の習慣である。

押忍!

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