落語(芝浜)

落語家の三遊亭円楽さんが2月25日の国立演芸場の「国立名人会」を最後に引退された。最後の噺は、「芝浜」であった。05年に脳梗塞で倒れられてからリハビリを続け、人工透析も受けながらの高座であった。半年前より、一日に3回「芝浜」の稽古を続けてきたと言う。テレビの画面では盛んに「駄目ですねぇ」と自分の話芸の未熟さを言い続けていた。

落語家の引退と言えば、八代目の桂文楽師匠が高座で話を詰まらせ「勉強し直して参ります」と言って引退をした。いずれも自らの芸に対しての厳しさから出てくるものだろう。引き際の良さを感心すると共に芸に対しての厳しさを学ばせてもらった。空手も老いとの戦いの部分が有るがどこまで自らの肉体を苛められるかが鍵になる様に思う。

清武会では、60代を目標として最強となる空手を目指している。スポーツと異なり、武道である空手の稽古には50代60代さらには、それ以上でも強くなれる鍛錬方法がある。先日の審査会においても30代40代さらには60代の方々が審査を受けられた。生涯武道を提唱する清武会にとっては心強い方々である。

さて「芝浜」だが最後の落ちである「また夢になるから」を聞きたい為にラジオの前で息を殺していた子供の頃の記憶が有る。人情噺の傑作である。ちなみに私の好きな古典ベスト3は、「芝浜」はもちろん「居残り佐平治」と「文七元結(もっとい)」である。

押忍!

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