入門をご検討中の方へ
空手にご興味をお持ちいただいても初めてのことでわからないことや不安に思われるようなことも多々あるかと思います。以下によくいただくご質問をまとめました。ご質問内容をクリックしていただくと回答が表示されます。
その他、ご不明な点や不安に思われることなど国際武道連盟 清武会 本部事務局(TEL 0463-23-7891)までお気軽にお問い合わせください。なお、稽古中など電話に出られないこともございます。ご迷惑お掛け致しますが、その際は時間をおいてお掛け直し頂けると幸いです。
よくいただくご質問
空手は全身運動です。頭頂から足の指先まで、意識しないところ、運動させないところはありません。全身を意識しながら、最も効率的に運動させます。続ければ、全身のバランスがととのい、力の無駄づかいがなくなり、気持ちが落ち着きます。道場の稽古だけでなく、日常生活、社会生活にも応用がききます。
清武会では「三戦(さんちん)立ち」という空手独特の立ち方による練習を非常に重要視しております。見た目には誰でもできそうで、簡単簡単そうに思えますが、これがなかなか奥深く、味わい深いものなのです。生徒さん全員が1回の稽古で何回も三戦立ちを行いますが、特筆したいのは「内腿(うちもも)強化」の効能です。ここは加齢の影響を非常にうけやすいところで、歳とともに力が衰えてくる部分です。また鍛えられにくい部分とも言われております。三戦立ちを行うと、そこへ強い意識と刺激がはたらき、五臓のうち「腎(じん)」と「脾(ひ)」が活性化され、生命(いのち)の力が高められます。見た目年齢を10歳以上若く保つことも決して夢ではありません。元気になりたい人、若々しくありたい人に特にオススメです。
空手の基本稽古(突き・蹴りの練習)は有酸素運動!体の軸を意識し、重心を低い位置に落ち着け、キレイな姿勢で行う基本稽古はダイエット効果があるだけでなく、体のクセ、ゆがみ、力みを取り除き、肩こり、腰痛の予防となります。正しい姿勢、正しい力の使い方をみにつけ、ストレスフリーな心身を手に入れましょう。
空手にはつかまれたときの対処法(逆技)が多くあります。稽古では護身術として使える基本的な逆技を繰り返し練習していただきます。
武道である空手には昇級・昇段があります。自分ががんばった稽古の成果は、昇級・昇段として道場から認定されます。あたらしい帯と賞状を手にする喜びは、大人もカクベツです。
清武会では級別・段別に練習カリキュラムがきっちり体系化されています。入門当初の白帯の方には、挨拶の仕方、立ち方、拳の握り方から丁寧にご指導するので、安心してはじめていただけます。「やさしい内容から難しい内容へ」昇級にしたがって段階的に変化するのが武道の特徴です。
学びを通して、自分で気づき、自分で切り開くのは非常に大切なことです。しかし、ひとりの人が自力で開発できる領域は狭い範囲に限られます。武道である空手道には、100年以上の歴史のなかで多くの先達が到達した知恵と技術の集積が「体系」として残されています。今の我々はそれを学び、自分の気づきと工夫も忘れないことで、先人が切り開いた同じ道を、より早い速度で歩むことができます。これは伝統技術を伝承する武道ならではの恩恵であり、スポーツとは大きく異なる点です。スポーツの上達は個人の資質に負うところが大きく、武道の上達は技術体系の学びに負うところが大きいといっても過言ではありません。学ぶものが確立されていて、それをレベルに応じて与えられるのは非常に心づよいものです。
空手の伝統技術はすべて「普遍的」なものです。Aさんに出来て、Bさんに出来ないものではありません。技術体系にそった稽古をしさえすれば誰もが必ず身につけることのできる技術です。体力、年齢をある程度超越したところで完成される技術なので、稽古を続けることで、ずっと向上し続けることができます。
清武会では白帯から黒帯を取得するまでに数年かかります。この数年で空手の「ハウ・ツー(How to)」をひと通り学んでいただきます。黒帯(初段)以降は、ハウ・ツーの「応用」のはじまりです。稽古を続ければ続けるほど、技術は進化し、深化します。果てしがありません。